ファンの間で最大の関心事であり続けているのが、保有元である鹿島アントラーズへの復帰なのか、それとも東京ヴェルディへの完全移籍なのかという去就問題です。染野は2026年に尚志高校から鹿島へ入団した後、2026年夏に育成型期限付き移籍で東京Vへ加入。一度は2026年開幕に合わせて鹿島へ復帰したものの、出場機会を求めて同年7月に再び東京Vへ期限付き移籍を果たした複雑な経緯があります。
鹿島側の視点に立てば、伝統の「9番」や前線の柱を担える素材として染野を手放したくない思惑が常に存在します。鈴木優磨をはじめとする強力なスカッドを誇る鹿島前線において、染野のような規格外の万能ストライカーは喉から手が出るほど欲しい戦力です。一方、東京ヴェルディ側にとっては、J1定着から上位進出を狙うプロジェクトにおける不可欠なシンボルであり、完全移籍に向けた資金調達や複数年契約の提示など全力を注いできました。
移籍市場関係者の証言によると、染野自身が最も重視している判断基準は「90分間ピッチに立ち続け、自らの判断でゲームを動かせる責任ある環境」にあります。名門のベンチに座るよりも、全幅の信頼を寄せる指揮官のもとでタフに戦い抜くことを選んだ過去の決断が、現在の市場価値高騰と年俸アップ(推定3,500万〜4,500万円水準への到達)に直結しているのは紛れもない事実です。