橋本環奈が世に出した公式写真集は、単なるビジュアルブックにとどまらず、彼女の成長過程と芸能界における立ち位置の変化を正確に記録したドキュメントでもあります。とりわけ10代半ばから20代半ばにかけて発表された各作品は、時代ごとの魅力が凝縮されたマスターピースとして高い評価を受け続けています。
2014年に発売されたファースト写真集『Little Star -KANNA15-』(ワニブックス)は、世界的写真家レスリー・キーが撮影を担当。当時15歳の無垢な表情や、故郷・福岡の海辺で見せた健康的なショートパンツ姿・水着カットが収録され、オリコン写真集ランキングで初登場首位を記録するなど大反響を呼びました。続く高校卒業の節目に刊行された『カレイドスコープ』(KADOKAWA)では、映画初主演作『セーラー服と機関銃 -卒業-』の撮影現場での横顔や、少女から大人へと移ろう儚げな美しさが克明に捉えられています。
そして二十歳の記念として講談社からリリースされた『NATUREL(ナチュレル)』は、フランスのニースやパリを舞台に、一切の作り込みを排した「すっぴん」に近いナチュラルな表情を披露。水着という枠組みを超え、背中のラインが際立つシックなドレスや部屋着風のランジェリーカットなど、女性らしいしなやかさと気品あるセクシーさを提示し、大きな話題を呼びました。