「ここに来ると、選手の声が本当によく聞こえるんです」。そう語るのは、年間30試合以上をここで観戦するという地元・此花区のファンだ。プロの選手がベンチ裏で交わす指示、監督のゲキ、審判のコール。それらすべてが、遮るもののない距離感で耳に飛び込んでくる。
このアットホームな距離感こそが、熱狂的なリピーターを生む理由だ。一軍の試合のような派手な演出や巨大なビジョンはない。しかし、野球の本質的な面白さ、つまり「ボールとバットがぶつかる音」や「野手のスライディングの迫力」を五感で感じられる場所として、コアな野球ファンから絶大な支持を得ている。