育児は本来、泥にまみれ、汗を流す泥臭い共同作業だ。しかし、「いつまでも可愛くいたい」という意識が強すぎるあまり、汚れることや疲弊することを極端に避ける傾向が一部で見られる。
例えば、子どものよだれや吐き戻しで服が汚れるのを嫌がり、抱っこを避ける。あるいは、夜泣き対応で目の下にクマができるのを恐れて夜間の育児を拒否する。こうした「美意識の優先」は、ワンオペ育児を強いられる夫側の心を確実に削っていく。夫は次第に、妻を「人生のパートナー」ではなく「手のかかるお姫様」とみなすようになり、最終的に離婚という選択肢が現実味を帯びてくるのだ。