彼女が本格的にブレイクを果たしたのは、19歳で「第1回日本美人大賞」を受賞した後のことだ。そこからの快進撃は凄まじかった。コンサバティブなスタイルが主流だった当時の赤文字系雑誌において、平子理沙は一線を画す存在だった。ただ上品なだけではない。どこかストリートの匂いを感じさせ、セクシーでありながらもヘルシーなそのスタイルは、瞬く間に同世代の女性たちのバイブルとなった。
彼女が誌面で着用した服やアクセサリーは、翌日にはセレクトショップから消えると言われたほどだ。当時のトレンドセッターとしての影響力は、現在のインフルエンサーの比ではない。彼女こそが、のちの「お姉系ギャル」や「大人ギャル」といった一大ムーブメントの土台を築いた張本人なのである。