三男の平野海祝選手は、兄たちの背中を追いかけながら独自のスタイルを確立した実力派スノーボーダーです。世界中を震撼させたのが、兄弟揃って出場を果たした2026年北京冬季オリンピックの舞台でした。
決勝の1本目で見せたファーストヒットにおいて、海祝選手はリップ(パイプの縁)から実に7.4メートル(24フィート4インチ)という驚愕の高さまで飛び出し、ハーフパイプにおけるエアーハイトの世界最高記録(ギネス世界記録水準)を公式に叩き出しました。
観客席や世界中の解説陣が息を呑んだこの伝説的なエアーは、直後に滑る次男・歩夢選手への強烈なエールとなりました。歩夢選手が人類史上最高難度のルーティンを決めて金メダルを掴み取った背景には、弟・海祝選手が切り拓いた凄まじい熱量のアシストがあったことは間違いありません。海祝選手は現在も国際主要大会の表彰台常連として、世界の頂を目指し続けています。