加藤ローサは、イタリア人の父親と日本人の母親のもとに生まれた。鹿児島で育った彼女の幼少期は、野山を駆け回る活発な少女そのものだった。しかし、成長とともに現れたその類まれなる造形美は、地元のローカルメディアからすぐに見出されることとなる。
高校進学後にファッションモデルとしてのキャリアを始動。彼女が放つ独特の存在感は、既存の日本人の可愛らしさとは一線を画していた。鋭い眼光と柔らかな笑顔の同居。この対比こそが、後の大ブレイクを決定づける最大の武器となったのである。
モデル業界を震感させた類まれなる透明感
10代後半、彼女が雑誌の誌面を飾るたびに、編集部には問い合わせが殺到した。洗練されたスタイルとハーフ特有のエキゾチックな顔立ち。それでいて、話すと九州弁がにじむ親しみやすさがあった。このギャップが若者を中心に絶大な支持を獲得した。