では、2026年の現在において「おけまる水産」はどのように使われているのだろうか。テキスト中心のプラットフォームであるX(旧Twitter)では、現在でもタイムライン上で日常の軽いやり取りや「おけまる水産〜!」といった返答として散見される。一方で、動画主体のTikTokでは、テンポの良い音源に合わせたテロップや日常Vlogのコメディ調のやり取りなど、より視覚的・音覚的な演出として活用されている。
流行の推移という観点で見ると、誕生初期の「最新の最先端流行語」という段階は過ぎ、2026年現在では「誰もが意味を知っている定番のミーム」として定着した印象だ。若者の間では一時期の過熱した使用率は落ち着いたものの、あえて少し古いスラングを使ってお茶目さを演出するニュアンスや、親しい友人同士で気取らない返答をする際の「手軽な記号」として定着している。流行語が死語化するのではなく、日常言語の表現におけるひとつの選択肢としてマイルドに定着した好例と言えるだろう。