世間に凄まじい戦慄を走らせたのは、逮捕された犯人の素性と犯行直後の異常な言動でした。逮捕された男の実名と顔画像は「星島貴徳(当時33歳)」として全国に報道されました。男は被害者と同じフロアのわずか2軒隣に住むシステムエンジニアであり、知的な職に就くごく平凡な住民を装っていました。
星島は逮捕前、ワイドショーの取材カメラに対して臆することなくマイクを向けられ、「早く見つかるといいですね」「警察から疑われて迷惑している」などと時折薄笑いを浮かべながら語り、世間を欺き続けていました。この映像は、逮捕後に「サイコパス的な冷酷さ」の象徴として繰り返し放映され、強い衝撃を与えました。
公判で明かされた星島の生い立ちによると、幼少期から対人関係の構築が苦手で内向的な性格であり、激しい劣等感を抱えて成長したとされています。学生時代から成人後にかけて現実の女性との健全な交際経験に乏しく、性的嗜好は次第に過激な成人向けコンテンツや残虐なゲームへと極端に傾斜していきました。自室に引きこもって歪んだ欲望を肥大化させ、他者を自己の欲望を満たすための道具としてしか捉えられない極めて未熟かつ偏向したパーソナリティが形成されていきました。