内定を複数保持している場合、決断を下すべき期限はどこにあるのだろうか。法的な観点とマナーの観点では、デッドラインの捉え方に差がある。
法的な期限としては、前述の民法に基づき「入社日の2週間前」が最終的なデッドラインとなる。例えば4月1日入社であれば、3月中旬までに解約の申し入れを完了させれば法律上は契約が解除される計算だ。しかし、これはあくまで法律上の最低限のルールに過ぎない。
実務上の現実的なデッドラインは「10月1日の内定式前」あるいは「内定通知から2週間〜1ヶ月以内」とされる。特に夏以降、秋の正式な内定解禁時期を跨いで保持し続けることは、他者の採用枠を奪うことにも繋がる。誠意ある対応を心がけるなら、第一志望の合否が出た時点で速やかに判断を出すべきだろう。