大手事務所からの独立によって立ち上げられた個人事務所「のんびりなかい」。その名称には彼の肩肘を張らない生き方が反映されているが、実際の運営体制は極めて緻密かつ合理的だ。無駄な中間マージンや巨大組織ゆえのしがらみを排除し、少数の信頼できるスタッフとともに風通しの良い環境を構築している。
デスクワークやギャラ交渉、各局プロデューサーとの直接対話に至るまで、彼自身がビジネスの細部に目を通す。自らの足で立ち、自らの責任で判断を下すスタイルは、日本の芸能界におけるタレント独立のひとつの理想モデルとして定着した。過剰な拡大路線をあえて取らず、クオリティを最優先するこのスタンスこそが、クライアントやテレビマンからの絶大な信頼へと直結している。