派手な衣装のブームを後押ししているのは、若者たちの熱量だけではない。そこには、顧客の無理難題とも言えるリクエストに応え続けてきた和服レンタル業界の存在がある。1着数十万円から時には100万円を超える特注袴の需要は、少子化が進む呉服・和装市場において無視できない巨大なビジネスチャンスとなっている。
「過激化への批判と、若者の夢を叶えたいという思いの狭間で揺れている」。地元のレンタル業者からは、苦渋の肉声が漏れる。単に排除するのではなく、彼らの熱量をいかに健全な経済活動や地域への還元へ繋げていくかという、実利的な議論が不可欠な局面に来ている。