なぜ江ノ島で水難事故が後を絶たないのか?急な深みと離岸流の罠

なぜ江ノ島で水難事故が後を絶たないのか?急な深みと離岸流の罠

なぜ江ノ島で水難事故が後を絶たないのか?急な深みと離岸流の罠について分かりやすく解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

江ノ島水難事故ニュースのなかでも、後を絶たず社会問題化しているのが江の島弁天橋や岩場からの飛び込み事故です。島と陸をつなぐ江の島弁天橋・江の島大橋は、全長数百メートルに及ぶ観光歩道ですが、夏の夜間や夕刻になると酒に酔った若者グループやSNS動画の撮影を目的とした人物が無謀な飛び込みを試みる事案が頻発しています。

「ドボンという鈍い音が響いて、数秒後に『助けて!』という叫び声が上がった。だが橋脚の周りは水流が激しく、真っ暗でどこにいるか全く分からなかった」――現場近くの飲食店スタッフは、過去に目撃した緊迫した救助劇をそう振り返ります。

橋の上からの落差は海面まで約6メートルから8メートルに達します。着水の衝撃はコンクリートに叩きつけられるのと同等の圧力を人体に与え、内臓破裂や頸椎損傷を引き起こします。しかも橋脚周辺は砂の堆積によって水深が1メートル前後しかない時間帯もあり、頭部から海底の硬い砂床や岩に激突して即座に意識を失うケースが少なくありません。

さらに江の島南西部の景勝地「稚児ヶ淵」や「裏磯」一帯は、厳格な江ノ島遊泳禁止エリアに指定されています。ここは観光客が平然と立ち入る磯場ですが、数十回に一度の周期で押し寄せる「一発大波(セット波)」が岩場を完全に洗います。足元をすくわれて海中へ転落した場合、鋭利な岩礁と激しい返し波に翻弄され、救助艇すら容易に接近できない死のトラップへと豹変します。

小林 直樹
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小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。