歩行がもたらす健康増進効果については、公的な機関も強い関心を寄せている。厚生労働省が推進する健康づくり指針においても、日常的な身体活動量の増加や「+10(プラステン:今より10分多く身体を動かす)」の重要性が強調されている。単なる個人の趣味にとどまらず、国家的な医療費削減や健康寿命の延伸につながる重要課題として位置づけられているのだ。
また、日本ウオーキング協会などの専門団体は、安全で持続可能なウォーキングフォームや、季節に応じた水分補給の重要性を啓発している。無理な長距離を目指す必要はない。自分の体力に合わせた適切なペースと頻度を守ることこそが、挫折せずに長続きさせる黄金律と言える。