時代が昭和から平成、そして2026年の令和へと移り変わっても、お姉ちゃんの怒りに対する評価は衰えるどころか、むしろ増している。多様性やSNS時代における人間関係の摩擦が議論される現代において、さくら家の姉妹関係は一種の「人間らしさのオアシス」として機能している。
SNSの投稿や動画配信サービスのアカウントでは、「自分も幼い頃、妹に同じことで怒っていた」「お姉ちゃんの怒り方は正論すぎて誰も返せない」といったコメントが後を絶たない。オブラートに包まない本音のぶつかり合い、感情を隠さないストレートな激怒。SNS上の上辺だけのコミュニケーションに疲れ気味の現代人にとって、怒りを包み隠さずぶつけ合えるさきことまる子の関係性は、羨ましくもあり、尊いものとして映るのだ。