初代『NARUTO -ナルト-』放送当時、お茶の間に強烈なインパクトを与えたのがAkeboshiによるエンディングテーマ「Wind」だ。アイルランド音楽の要素を巧みに取り入れたノスタルジックなフォーク調の旋律と英語詞は、当時のジャンプアニメの王道イメージを鮮やかに裏切ってみせた。
孤独を抱える主人公・ナルトの心情と静かに重なり合うメロディ。単なるバトルアニメにとどまらない、登場人物の葛藤や陰影を描き出す作品の深みを一瞬で提示した。世界中のリスナーの胸を打ったこの楽曲は、作品のオリジナリティを確立した伝説の第一歩だったと言える。