Q1:南京事件は後から作られた「完全な捏造(嘘)」なのですか?
A1:完全な捏造ではありません。旧日本軍自身の戦闘詳報や『陣中日記』、中島今朝吾中将の私記に加え、第三国人であるラーベの日記やマギー牧師の記録フィルムなど、相互に整合する複数の一次資料が現存しています。一部の写真に捏造や誤用が存在したのは事実ですが、それによって事件全体の公文書記録が無効化されるわけではありません。
Q2:なぜ犠牲者数に「数千人」「数万人」「30万人」と大きな開きがあるのですか?
A2:最大の違いは「対象とする期間・地域の広さ」と「犠牲者の定義」にあります。南京城内周辺のみに限定し、私服に着替えた便衣兵の処理を合法とみなして「一般市民の不法殺害」のみを数える研究者は数万人規模と推計します。一方、周辺6県を含め、捕虜の処刑や敗残兵の殺害をすべて虐殺に含める研究者は十数万人以上と推計します。中国政府が主張する30万人は、戦後の法廷記録や重複の多い埋葬記録を合算した政治的数字の側面が強く、学術的には算出根拠に多くの疑問符がつけられています。
Q3:日本政府や外務省は公式にどのように事件を認識していますか?
A3:外務省の公式見解として、「日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」と明記しています。被害者数については学説の幅が広いため特定していませんが、事件そのものの実在については旧軍関係資料や国際的証言に基づき、公式に認めています。