そもそもEラインは、1954年にアメリカの矯正歯科医ロバート・リケッツが提唱した指標です。彫りが深く鼻が高い欧米人をベースに作られた基準であるため、モンゴロイドに属するEライン基準日本人の骨格とは根本的な違いがあります。
日本人の頭蓋骨は前後に短く、鼻根部が低めで顎が後退しやすい特徴を持っています。そのため、日本人が欧米人と同じ基準でEラインを作ろうとすると、顎を極端に出したり鼻を高くしすぎたりして、顔全体のバランスが崩れる「整形感」につながるリスクを孕んでいます。
近年では、鼻低い美人条件や顎なし美人理由への理解も深まりました。鼻が控えめであっても、鼻筋の通った滑らかさや小鼻の小ささがあれば十分に美しく見えます。大切なのは定規で引いたような直線ではなく、自分の骨格に合った立体感のメリハリです。