彼女のキャリアの原点は、若者に絶大な影響力を誇った『Pinky』時代にある。当時、大手芸能事務所プラチナムプロダクションに所属していた木下優樹菜は、洗練されたスタイリッシュなファッションモデルでありながら、一歩マイクを向けられれば一切飾らない元ヤンキーとしての素顔を露わにした。そのギャップが、読者や視聴者に強い衝撃を与えた。
撮影現場での度胸の良さは語り草だ。先輩モデルやスタッフに対しても気後れすることなく、自らの言葉で対等に渡り合う姿勢。地元・葛飾区での喧嘩エピソードや破天荒な青春時代の秘話を包み隠さず明かすトーク力は、当時の女性誌専属モデルとしては異例中の異例であった。気取らない生き様が同世代の女子中高生から「リアルでカッコいい」と熱烈に受容され、瞬く間にカルチャーのアイコンへと昇りつめたのである。