60代を迎えてからの大ブレイクは、日本のテレビ史においても極めて異例の出来事だった。明石家さんまが司会を務める『さんまのSUPERからくりTV』への出演をきっかけに、彼女の天然でチャーミングなキャラクターが爆発的な人気を博したのだ。
「お母さん」のような親しみやすさと、時折見せる大女優の気品が絶妙なコントラストを生み、数々のバラエティ番組に引っ張りだことなった。パチンコ好きを公言し、失敗を屈託のない笑顔で笑い飛ばす姿は、老若男女を問わず愛された。重厚な時代劇のスターが自らの殻を破り、お茶の間のアイドルへと変貌を遂げた瞬間だった。