東北の冬は厳しい。積雪でグラウンドが使えない期間が数カ月続く。しかし、酒田リトルシニアの指導陣はその環境を言い訳にしない。むしろ、室内練習場や体育館をフル活用したフィジカルトレーニングこそが、春以降の爆発的な成長を支えるエンジンとなっている。
重点を置くのは、体幹の強化と関節の可動域を広げる地道なメニューだ。重いメディシンボールを使った回旋運動、プライオメトリクスを取り入れた俊敏性の向上。単調になりがちな冬季練習に最新のスポーツ科学を落とし込み、選手一人ひとりの骨格や成長段階に合わせた負荷を設定する。春の雪解けとともにグラウンドへ飛び出す頃、選手たちの身体は見違えるほど逞しくビルドアップされている。