彼のキャリアを語る上で外せないのが、劇団4ドル50セントでの経験だ。稀代のプロデューサー秋元康氏の手によって設立されたこの劇団は、従来の劇団の概念を覆す挑戦的な試みだった。ダンス、歌唱、演技を高次元で融合させることが求められる過酷なレッスン環境。その最前線で揉まれた経験が、表現者としての土台を築き上げた。
泥臭く汗を流し、仲間とぶつかり合いながら作り上げた舞台経験。そこで培ったのは、いかなる演出にも柔軟に応える高い適応力と、土壇場で見せる底力だった。単なるアイドルの延長線上ではない、本格的な演技の原点がここにある。