現在の優しげで知的な風貌からは想像がつきにくい一面ですが、20代から30代前半の「若い頃」の滝沢は、お笑いファンの間で「隠れたイケメン芸人」として知られていました。
滝沢秀一は1976年生まれ、東京都出身。東京都立足立高等学校を経て東京経済大学経営学部を卒業しています。高学歴で端正な顔立ちをしていたものの、1998年に西堀亮と結成したマシンガンズの芸風は、社会や女性への不平不満を怒鳴り散らす「キレ芸・毒舌漫才」でした。
当時のライブシーンを知る関係者はこう証言します。「細身で彫りの深い顔立ちをしており、黙っていればモデル系イケメンの風情があった。しかしマイクの前に立つと『MAXめんどくせぇ!』と絶叫するギャップが強烈だった」。
怒りをエネルギーにしていた若手時代を経て、30代半ばでゴミ清掃という社会の屋台骨に触れたことで、そのトゲは削ぎ落とされ、人間味と包容力を湛えた現在の佇まいへと昇華していきました。