1996年にリリースされたメガヒット曲「DEPARTURES」は、売上200万枚を超え、当時のJ-POP界に金字塔を打ち立てた。哀愁を帯びたメロディとKEIKOの圧倒的なハイトーン、そして曲のテンポを緻密にコントロールするマーク・パンサーのリズミカルな英語ラップは、まさに時代を象徴するサウンドだった。
当時、ダンスミュージックをメインストリームへと押し上げたエイベックスの戦略も極めて画期的であった。巨大なスタジアムツアー、画期的なプロモーション、CDバブルを象徴する豪華なPV制作。音楽業界全体が狂乱のような熱気に包まれていた時代、その中心で熱狂を作り出していた当事者こそが彼らだったのだ。