麻生氏のリーダーシップを語る上で欠かせないのが、全国組織である日本青年会議所(JC)での活動だ。第72代会頭を務め上げた経験は、彼の実業家としての視野を格段に広げた。全国各地の若手リーダーたちと膝を突き合わせ、地域が抱える生々しい課題と向き合った日々。それが現在の経営戦略にも大きな影響を与えている。
組織のトップとして全国を駆け巡り、多様な価値観と対峙した経験は、単なる二世経営者の域を出ないイメージを完全に払い清めた。現場の声を吸い上げ、迅速に意思決定へと落とし込む組織動員力。このJC時代に培った人的ネットワークと突破力こそが、グループの経営改革を推進する推進力となっている。