歪んだ巨悪の構造にメスを入れたのが公正取引委員会だった。強制捜査が入ると、隠蔽工作の疑惑や巨額の金銭授受の実態が次々と浮き彫りになった。検察当局の捜査も急ピッチで進み、幹部らの逮捕劇へと発展していく。
事態が風雲急を告げる中、最悪の悲劇が襲う。時の農林水産大臣であった松岡利勝氏が、追及の真っ只中に自死を遂げたのだ。閣僚の衝撃的な死は、永田町と霞が関に激震を走らせた。疑惑の核心を知るキーマンの沈黙により、事件の黒幕やさらなる資金の流入先については多くの謎を残したまま、組織の解体手続きが進められることとなった。