彼女に対する風当たりが最も強まった決定打として挙げられるのが、2019年4月に開催されたプロ野球公式戦での始球式騒動です。楽天生命パーク宮城で行われた楽天対西武戦において、マウンドに上がった鈴木奈々は「投げまーす!」と何度も叫びながら投球モーションを途中で止め、ボールを投げるまでに約1分以上を要しました。
この行動により、小雨が降る肌寒いグラウンドで待たされた両チームの選手や観客、さらには後続の試合進行に遅れが生じたとして、SNS上では瞬く間に大炎上へ発展。「TPOを弁えていない」「スタンドプレーが過ぎる」といった厳しい批判が殺到し、スポンサー企業が公式に謝罪文を出す事態にまで追い込まれました。
この一件は、バラエティ番組内での「お約束の引き延ばし芸」を、厳密な時間管理と真剣勝負が求められるプロスポーツの現場に無批判に持ち込んでしまった構造的なミスマッチでした。後に本人は報道陣の前で深々と頭を下げて猛省の弁を述べていますが、この炎上劇は「鈴木奈々=空気が読めない」というパブリックイメージを決定づける象徴的な出来事となってしまったのです。