今回のキャンパス拡張において最も注目を集めているのが、大規模な大学学部再編の一環として進められてきた薬学部キャンパス移転計画だ。これまで千葉県野田キャンパスに設置されていた薬学部および薬学研究科を葛飾キャンパスへと全面移転させるこの構想は、医療系・創薬系の研究機能を理工系主要学部と同一のキャンパスに集約させる狙いがある。
東京理科大学葛飾キャンパス整備・移転プロジェクトの進展に伴い、物理、化学、工学、薬学、生命科学が垣根を越えて交流する融合研究エリアが誕生した。東京理科大学として研究室のドア一枚を隔てた先で、AIと薬学、ナノテクノロジーと医療がクロスオーバーする試みが始まっている。この統合が生み出す研究のシナジー効果は、国内外の先端研究機関からも強い関心が寄せられている。