日本代表の歴史において、最大の金字塔として語り継がれるのが児島明子と森理世による世界大会優勝です。1959年、アメリカ・ロングビーチで開催された第8回大会において、当時22歳の児島明子がアジア人として初となるミス・ユニバースの栄冠に輝きました。戦後日本の復興期において、彼女の快挙は日本中に勇気と自信を与え、昭和の社会現象として大きな話題を呼びました。
それから48年の時を経た2007年、メキシコ大会で再び世界一の座を射止めたのが静岡県出身のダンサー、森理世です。黒髪のストレートヘアにしなやかな筋肉美、グッチのドレスを堂々と着こなす圧巻のウォーキングは、従来の「従順でおしとやか」というステレオタイプな東洋人女性像を完全に覆しました。審査員を満場一致で唸らせた圧倒的な自己表現力は、今なお歴代屈指のパフォーマンスとして世界中で称賛されています。
さらに前年の2006年大会では、知花くららが世界第2位(第1準優勝)およびナショナルコスチューム部門1位を獲得。情熱的なスピーチと太陽のような笑顔で世界中のメディアを魅了しました。2000年代中盤における日本代表の目覚ましい躍進は、世界における「JAPANビューティー」の評価を一気に最高潮へと押し上げた瞬間でした。