天下一武道会でのサタンとの「八百長交渉」シーンを覚えているだろうか。賞金の倍額である2000万ゼニーを要求し、サタンの面目を保ちつつちゃっかり大金を手に入れる彼女の姿は、ファンの間で語り継がれる名場面だ。
一見すると強欲に見えるこの行動も、裏を返せば「大切な家族との生活を守るためのリアリズム」に他ならない。戦うこと自体が目的のサイヤ人たちとは異なり、18号は生活者としての現実的な視点を持っている。この「地に足のついた強さ」こそが、大人になった読者が彼女に親近感を抱き、深く共感する最大の理由なのだ。