間取りを検討する際、家相や風水の評判が気にかかる方も少なくありません。伝統的な家相学において、建物の一角が窪んでいるL字型は「欠け(かけ)」と見なされ、特定の方位の運気が損なわれる凶相として扱われる傾向がありました。
しかし、現代の建築設計では風水的な懸念をスマートに解消するアプローチが確立されています。代表的な対策が、欠けとなる中庭部分にウッドデッキやテラス屋根を設置して建物の外輪ラインを四角形に近づける手法です。
また、中庭のコーナー部分に常緑樹のシンボルツリーを植えたり、夜間に明かりを灯すガーデンライトを配置したりすることで、気の停滞を防ぎ「陽のエネルギー」を満たす工夫が広く取り入れられています。形式的な家相にとらわれすぎず、心地よい風通しと明るさを確保する現実的な補正を行うことが、住まい手の安心感につながります。