看板店主である「ジェイ」を演じた川平慈英の圧倒的な存在感は、番組の心臓部だった。「いいんです!」のフレーズでおなじみの彼が放つ圧倒的な陽のエネルギーと圧倒的な歌唱力。彼が画面に現れるだけで、朝の居間は一瞬にしてブロードウェイのステージへと変貌を遂げた。
川平のボーカルは、ソウル、ジャズ、ラテン、昭和歌謡に至るまで実に多彩。パペットたちと目線を合わせ、時には激しいタップダンスを披露しながら歌い上げるスタイルは、子供向け番組の領域を完全に逸脱していた。彼の唯一無二のグルーヴ感があったからこそ、大人の音楽ファンをも唸らせる番組になり得たのだ。