SNSや動画プラットフォームでは「自力で末広二重を定着させた」「マッサージで二重になった」という投稿が散見されます。しかし、美容形成外科医の臨床データや現場取材からは、安易な自己流ケアに潜む深刻なリスクが浮き彫りになっています。
結論から述べると、末広二重を自力で定着させることができるのは、「もともとまぶたの皮膚が非常に薄く、脂肪が少なく、二重になる素因(眼瞼挙筋の枝分かれ)をすでに持っているごく一部の人」に限定されます。
アイプチやアイテープを用いた末広二重の作り方を数ヶ月から数年にわたり連日継続した場合、多くのケースで起きるのは「きれいな定着」ではなく「皮膚の菲薄化(薄くなること)と伸び、色素沈着、接触皮膚炎」です。まぶたの皮膚は厚さ約0.5ミリと人体の中で最も薄いため、接着剤の刺激やテープを剥がす際の牽引力によって弾力繊維が破壊され、かえって皮膚がたるんで奥二重化したり、眼瞼下垂を誘発したりする危険性が極めて高くなります。