似た表現に「かわいくして」があります。こちらは相手に対して「私を可愛くしてほしい」「この髪型や服を可愛く整えてほしい」と頼む言い方です。美容室、ネイルサロン、メイクの依頼では「かわいくしてください」のほうが一般的で、丁寧に聞こえます。
「かわいくさせて」は、主語が“可愛くする側”にあります。たとえば、メイクをする人が「かわいくさせて」と言う場合、その人は自分の技術や感性で相手を可愛くしたいと伝えています。対して、「かわいくして」は、可愛くなりたい側が相手にお願いする言葉です。
この違いを知らずに使うと、少し意味がずれてしまいます。自分が美容師や友人にお願いするなら、「かわいくして」「可愛くしてください」。自分が誰かをメイクしたいなら、「かわいくさせて」「可愛く仕上げさせてください」が自然です。