「多様性」という言葉が単なるスローガンではなく、確固たる進路実績として結実している点も興味深い。難関国公立大学や有名私立大学への合格者を多数輩出する一方で、芸術系大学、海外大学、さらには在学中の起業を目指す生徒まで、出口の多様さは県内屈指だ。
偏差値という単一の物差しでは測れない才能が、単位制の柔軟さによって押し潰されることなく芽を伸ばす。進路指導室には、型にはまったアドバイスではなく、一人ひとりの尖った強みをどう社会に接続するかを共に考える指導主事の姿がある。多様な選択肢があるからこそ、生徒たちは自らの意思で歩むべき道を選び取っていく。