いま振り返れば、あの掲示板が切り開いた地平はあまりに広大だった。「草を生やす(www)」といったネットスラングの日常言語化、特定の標的に対する集団的な特定作業、そしてフェイクニュースの拡散力。現在私たちが直面しているデジタル空間の課題と魅力の原型は、すべてあの掲示板のなかに胚胎していた。
誰でも発信でき、誰でも傷つけることができる場所。西村博之氏が設計し、ジム・ワトキンス氏との権力闘争を経て変容していったあの空間は、テクノロジーが日本人の集団心理と衝突した壮大な実験場だったのではないか。
プラットフォームの主役が移り変わろうとも、アノニマス(匿名)の海で生まれた熱狂の残響は、形を変えながらこの国の情報空間を揺らし続けている。 (出典: 2 ちゃんねる(Yahoo!ニュース))
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