この名言が誕生したのは、荒木飛呂彦氏による原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』の最終局面(単行本12巻、アニメ第26話「神となった男」)です。石仮面とエイジャの赤石の力によって太陽の光をも克服し、地球上のあらゆる生物の能力を兼ね備えた究極生命体(アルティミット・シィング)カーズに対し、人類の波紋戦士であるジョセフ・ジョースターは圧倒的な絶望に立たされていました。
波紋の威力すら数百倍となったカーズの攻撃に対し、ジョセフは無意識にエイジャの赤石を掲げて身を守ります。カーズが放った超高出力の波紋エネルギーが赤石に集光・増幅された結果、戦場となっていたヴォルガノ島火山のマグマだまりを刺激し、巨大な火山噴火が誘発されました。吹き飛ばされた火口の岩盤に乗ったまま、カーズとジョセフは凄まじい推進力で上空成層圏へと打ち上げられます。
空中で体勢を立て直したカーズは、翼を生やして滑空し地球へ帰還しようと試みます。しかし、噴火の衝撃で切断され飛来したジョセフの左腕がカーズの首に突き刺さり、さらに周囲を飛び交う火山弾が次々と直撃。推進力を失ったカーズは地球の引力を振り切り、氷点下270度の漆黒の宇宙空間へと弾き飛ばされていきました。
その際限なき宇宙への追放の刹那、自身の敗北を信じられないカーズが驚愕と屈辱に満ちた表情で叫んだセリフこそが「これも計算のうちか……(ジョジョーーーーッ)」でした。