激動の政治史を見届けた安子氏は、2013年(平成25年)2月11日、東京都中央区の聖路加国際病院で息を引き取りました。享年90。死因は多臓器不全と発表されています。
逝去に伴い注目を集めたのが、彼女が遺した莫大な遺産の行方です。報道によると、相続財産の総額は約150億円から200億円規模に上ったとみられています。その大半は、父から引き継ぎ長期保有していたブリヂストン株式でした。
遺産の多くは長男の由紀夫氏、次男の邦夫氏、そして長女の井上和子氏らに相続され、巨額の相続税が納付されました。安子氏の死によって、昭和から平成にかけて政界に莫大な資金を供給し続けた「石橋マネーのパイプライン」はひとつの歴史的区切りを迎えることとなりました。