ブリンカーは単なる実用具にとどまらず、競馬を取り巻くポップカルチャーや映像作品でも象徴的なモチーフとして描かれてきた。不朽の名作映画『優駿 ORACION』では、サラブレッドの野生と葛藤、そして過酷なレースに挑む馬の精神性を際立たせるアイテムとして遮眼革が重厚な存在感を放っていた。
時代が移り変わり、社会現象となった『ウマ娘 プリティーダービー』においても、集中力を高めるための個性的なヘッドギアやアクセサリーとしてキャラクターデザインに巧みに落とし込まれている。臆病さと狂気が同居するサラブレッドの心をいかにコントロールするかという永遠のテーマは、形を変えながら今も多くのファンを惹きつけてやまない。