敷地内に一歩足を踏み入れると、まず目を奪われるのが、美しくそびえ立つ「旧青木家那須別邸」だ。ドイツ国家の遺産とも言える建築様式を今に伝えるこの洋館は、国の重要文化財に指定されている。白亜の壁と深い緑のコントラストが、訪れる者の心を一瞬で明治時代へとタイムスリップさせる。歴史の重みを感じさせる建造物が、現代のモダンな道の駅の施設と見事に調和している点が面白い。
建物を囲む広大な「ハンナガーデン」では、季節ごとに表情を変える花々が咲き誇る。春には菜の花の黄色い絨毯が広がり、夏にはひまわりが太陽を仰ぎ、秋にはコスモスが風に揺れる。ただ写真を撮るためだけの場所ではない。人々が芝生に腰を下ろし、風の音を聞きながら思い思いの時間を過ごす、そんなスローライフを体現する空間がここにはある。