「タッチして乗ったのに出られない」。これが、改札跨ぎに伴う乗り越しトラブルの典型的なパターンです。
JR東日本のエリア(東京・横浜・小田原など)で入場したSuicaを、そのままJR東海のTOICAエリア(熱海以西の沼津・三島・静岡など)の改札機にかざしても、システム上の通信規格やエリアまたぎ精算の制限によって扉が閉まってしまいます。たとえ残高が数千円以上あっても関係ありません。
このトラブルに直面すると、降車駅の有人改札に長い列ができ、精算手続きに無駄な時間を取られることになります。特に週末の観光シーズンには、熱海駅や沼津駅の窓口に困惑した乗客が殺到する光景が珍しくありません。このような事態を防ぐには、最初から紙の乗車券を購入するか、境界駅である熱海駅で一度改札を出て乗り直す、あるいは最初から新幹線への切替を検討するといった事前のリスク回避が欠かせません。