京都伏見介護殺人事件の全貌|法廷を泣かせた母の言葉と悲劇の結末

京都伏見介護殺人事件の全貌|法廷を泣かせた母の言葉と悲劇の結末

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事件の発端は、1995年の父親の他界でした。残された母と息子の2人暮らしが続く中、2001年頃から母親に認知症(脳血管性認知症)の症状が現れ始めます。息子は昼夜を問わず徘徊や失禁に対応するため、長年勤めた町工場を退職せざるを得なくなりました。いわゆる介護離職です。

母親の月額わずか数万円の年金と自身の貯金を切り崩しながら、息子は懸命に介護を続けました。近隣住民からも「本当に親思いの優しい息子さん」として知られており、虐待の痕跡などは一切ありませんでした。しかし、貯金が底をつくと消費者金融からの借入に頼るようになり、生活困窮の度合いは急速に悪化していきました。

追い詰められた息子は行政窓口へ生活保護の相談に赴いたものの、稼働年齢層であることなどを理由に事実上の申請却下(水際作戦)を受けます。電気やガスを止められ、日々の食事すらままならなくなった2006年1月末、所持金はわずか数十円にまで減少。家賃の支払いも限界を迎え、極限状態の中で息子は母とともに命を絶つ心中を決意しました。

中島 亮太
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中島 亮太

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