白菜をはじめとする生鮮野菜を主原料とするキムチは、他の加工食品と比べても農場からの昆虫混入リスクが本質的に高い商品特性を持つ。白菜の葉は重なり合う構造をしており、隙間に潜り込んだ小型の虫やバッタなどの昆虫は、洗浄処理の段階でも完全に取り除くことが極めて難しいとされる。
特に近年は、化学農薬の使用を減らした環境配慮型農法や契約栽培が推進されている。これは消費者への安全面や環境保護の面で大きなメリットがある一方、圃場(ほじょう)における害虫の発生率を高める一因ともなっている。畑で白菜に付着したバッタが、収穫・運搬・一次加工の工程をすり抜けて最終ラインまで到達してしまった可能性が指摘されている。