『すすめ!!パイレーツ』などに代表される鋭いギャグ漫画の連載を通じて培われたテンポ感と観察眼は、やがて1枚のイラストで時代を表現するポップアートの領域へと結実していく。商業広告、CDジャケット、書籍の装丁など、街のあらゆる場所で目にする彼の作品は、すでに現代日本のアートシーンに深く組み込まれている。
漫画家としてのストーリーテリングの経験が、描かれる人物の一瞬の表情やポーズに奥行きを与えている。「可愛い」の先にある人間の魅力や哀愁までをも描き出す表現力は、純粋なイラストレーターの域を超えた芸術性として広く認知されている。