稽古後の更衣室では、袴だけでなく上着(剣道着)や防具一式を限られたスペースで素早く片付ける技術が求められます。荷物の詰め込み方が雑だと、せっかく美しくたたんだ袴が移動中の圧力で押しつぶされてしまいます。
まず、剣道着の正しいたたみ方は、背中面を床に広げて前合わせを重ね、両袖を内側に折って長方形を作った後、裾から2つ折りにするのが基本です。このとき、道着の襟(えり)が崩れないように真っ直ぐ揃えることがポイントです。
遠征や合宿で重宝する剣道袴の持ち運び方法としては、きれいにたたんだ袴と道着を風呂敷に包むか、専用の道着袋に平らに入れるのが最も安全です。剣道防具の片付け手順と連動させる場合、防具袋の底に「胴」を立てて配置し、その空洞部分に「小手(甲手)」と「面」を収め、その上部または側面の平らなスペースに風呂敷で包んだ道着・袴を載せるのが理想的です。重い防具の下敷きにしないことが、シワ防止の決定打となります。