大豆ミートや代替肉の市場は爆発的な拡大を遂げた。スーパーの棚には緑色のパッケージが所狭しと並んでいる。しかし、人工的な加工プロセスを経た植物性代替肉が、本当に健康的なのかという疑問が浮上している。加工の過程で多量の塩分や化学添加物が加えられているケースが少なくないからだ。
問題はアミノ酸のバランスだ。植物性食品だけでは、筋肉や皮膚の合成に必要な必須アミノ酸をバランスよく網羅することが難しい。ブロッコリーやアボカドを大量に詰め込んでも、体内での利用効率は動物性タンパク質に劣る。このギャップを埋めるための緻密な食事設計がなければ、筋肉量の減少や骨密度の低下といった「静かな老化」が進行することになる。