Jal歴代塗装の変遷と鶴丸復活の真相!名機を彩ったデザイン史

Jal歴代塗装の変遷と鶴丸復活の真相!名機を彩ったデザイン史

今注目を集めている Jal歴代塗装の変遷と鶴丸復活の真相!名機を彩ったデザイン史について、多角的な視点をご紹介しています。

JALのデザイン史における最大のトピックは、「なぜ鶴丸が一度消え、そして復活を果たしたのか」という疑問です。

2002年に導入された「太陽のアーク(The Arc of the Sun)」は、ロボットデザイナーとして著名な松井龍哉氏が手掛けました。鶴丸を廃止した最大の理由は、国内線大手だったJASとの統合に際し、双方が対等な立場で手を取り合い、従来のJALの枠組みを超えた「新しい航空グループ」を内外に示す必要があったためです。赤とシルバーのグラデーションで描かれたアークは、昇る太陽と情熱、信頼を表現し、航空ファンやビジネス客に新鮮な衝撃を与えました。

しかし、半世紀近くにわたり「日本の翼」として親しまれた鶴丸の消滅を惜しむ声は根強く、ブランドの象徴性が薄れたという指摘も少なくありませんでした。

事態が急転したのは、2010年1月の会社更生法適用(経営破綻)でした。京セラ創業者の稲盛和夫氏が会長に就任し、徹底的な企業再生に取り組む中で浮上したのがロゴの刷新です。

稲盛氏は、社員一人ひとりが当事者意識を持ち、創業当時のハングリー精神と安全への誓い、そして日本の誇りを取り戻すための旗印として「鶴丸の復活」を決断しました。単なるノスタルジーではなく、「原点に立ち返り、お客様への感謝と挑戦の心を忘れない」という強固な決意が込められた現行鶴丸は、2011年4月1日に正式ローンチされ、JALのV字回復を力強く後押しすることになりました。

吉田 誠
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吉田 誠

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