店頭や通販サイトで「薄い木の板」を探す際、単に木板と検索するだけでは希望の厚みや性質を持つ素材に辿り着けないケースが多々あります。工作やハンドメイドで重宝される薄板は、製造方法や原料によって主に4つのカテゴリーに大別されます。
1つ目は天然の無垢材をそのままスライスした「無垢薄板・工作材」です。代表格であるバルサ材やアガチス材、ヒノキ材などがこれに該当し、木目が美しく木の質感をダイレクトに楽しめる一方、木目に沿って割れやすい性質を持ちます。
2つ目は、薄くスライスした単板を繊維方向が直交するように重ねて貼り合わせた「薄型合板(ベニヤ板)」です。木目の交差構造により、厚さ1mm程度であっても非常に高い強度と寸法安定性を誇ります。
3つ目は木材繊維をほぐして接着剤とともに成形した「MDFボード」、そして4つ目が丸太を紙のように極限まで薄く削り出した「ツキ板(突板)」や「経木(きょうぎ)」です。作りたい作品の形状や強度に応じて、どの構造の板を選ぶべきかが最初の分岐点となります。