このムーブメントの爆発的な広がりに一役買ったのが、TikTokやThreadsをはじめとするソーシャルメディアだ。かつては自己否定的な文脈で使われることもあった「骨格ストロング」や「ガタイ系」といった言葉が、インフルエンサーたちの手によって誇り高きハッシュタグへと生まれ変わった。
自らの身幅や筋肉質な身体を活かしたスタイリング動画、ジムでの筋力トレーニングの成果を堂々と披露する投稿には、何万もの「ねぎらい」や「憧れ」のコメントが集まる。画面越しに共有されるのは、無理なダイエットで身体を削る苦痛ではなく、自分のフレームを愛し鍛え上げる歓びだ。デジタル空間で生まれたこの相互承認の輪が、リアルな社会の空気感を決定的に変えた。