放送当時、毎話SNSのトレンドを席巻したのが、型破りな潜入捜査とド派手な密室劇だ。悪党たちから不当に奪われた金や権利を、法を無視した裏の手段で奪い返す「勧善懲悪」のスカッとする展開は、視聴者に強い快感を与えた。
中でも語り草になっているのが、ターゲットを罠に嵌めるための大掛かりな変装劇だ。スタッフのインタビューや制作裏話によると、変装の衣装やメイクは細部までこだわり抜かれ、天海祐希本人の提案も多く取り入れられた。また、一見するとドタバタ劇に見える潜入シーンの裏で、貴山が密かにシステムへハッキングをかけたり、ターゲットの心理的弱点を突くトラップを仕掛けたりする緻密な頭脳戦が並行して展開するバランス感が絶妙であった。